遠藤実さん作詞作曲の渾身の一曲、三船和子歌唱の「他人船」
悲しい女の物語が切ない旋律を際立たせた。男への恋情が、風と銅鑼の音に消される「他人船」。ええ歌でっせ。どうぞ~。
別れてくれと言う前に、死ねよと言って欲しかった。あ~~こわー。そんなん言われたらたまらんで~。いやいや思いっきり困るで。あぁああこの黒髪の先までも、あなたを愛しているものを~♪
そんなに好きなの、はいはい、よしよし、よしよしでは済まんで~。
引き離す引き離す他人船~♪
あーそうか、男は島から都会へ帰るんや。もう一、船が出るんか。ああほ、女の一途さ。もう一泊ぐらいしたりいな。
あかんか仕事か。
別れの桟橋で泣いた女。よほどの事情でっしゃろなぁ。かわいそうに。ひょっとしたら子供もいるんか?
指切りの指までも、あなたを愛しています。
あ~大概逃げるで。わしも逃げるで~。
しかしそんな演歌が大ヒット。悲しすぎて世間の人たちは涙がちょちょ切れたんです。
その後、その女の人はどうなったかは知りません。恐らく、想像するに、幸せにはなれなかったと思います。しかし、この演歌を歌唱した三船和子は、このヒットのおかげで幸せになりました、とさ。チャンチャン♪
三船和子「他人船」や「だんな様」のヒットで知られる。本名は緒方一子(おがた かずこ))。「他人船」1966年にかけてヒット、売上は10万枚を超えた。その後「だんな様」オリコンチャート最高位87位。売上50万枚を記録。1995年『第46回NHK紅白歌合戦』に出場。ウィキペディアより抜粋。